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インタビュアー:上野 翔子

Q. 競技の魅力を教えてください

バイアスロン競技はクロスカントリースキーとライフル射撃の合わさった競技です。
クロスカントリーでは全力でスピードを競い合い、ライフルでは荒くなった呼吸を整えてうつ伏せになり離れた的を狙います。「静」と「動」の動きの対比が魅力です。一度の試合の中でそれを2回以上繰り返します。射撃は5発打てるのですが、1回のミスにつき150mのペナルティコースを走る、もしくは時間が加算されるというペナルティがあります。そのため最後の最後まで順位が分からないというところも魅力のひとつです。また、クロスカントリーで調子が悪くても射撃が5発全部決まるととっても気持ち良く、テンションが上がります!

Q. 競技に出会ったきっかけは?

雪が多い地域特性と12歳上の姉がクロスカントリースキーの選手だった事に憧れ、小学3年生のころ地元のスポーツ少年団でクロスカントリースキーを始めました。大学4年までの14年間競技を続けた後、クロスカントリースキーの経験を活かし社会人になるタイミングでバイアスロン競技に転向しました。
バイアスロンはヨーロッパではとても人気のある種目で、自分も世界で活躍したい!と思い競技をスタートしました。

Q. コーチを目指すきっかけや、そのプロセスについて

パラの実業団チームのコーチに声をかけてもらったのがきっかけでコーチを始めました。クロスカントリースキーと射撃の指導ができる人は珍しく、また、子供のころから体育の先生や競技の普及に興味があったためコーチの話をいただき、やってみよう!とすぐに快諾しました。甥が車いす生活であったり、父が知的障がい者施設で働いていたということもあり、パラ競技に対しての不安はなくすぐにコーチングの世界に飛び込むことができました。

Q. コーチングをするうえで、大切にしていることは何ですか?

いろんな障がいの選手や10代から40代までと年齢層の幅が広いため、選手との距離感を大切にしています。競技以外の話題で距離を縮めていき選手に近い存在で指導をしたいと思い行なっています。そして、選手と一緒に成長できるチームを作っていきたいです。

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PROFILE INTERVIEW

プロフィールインタビュー

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日本障害者スキー連盟

枋木 桂
KATSURA KOBONOKI

専門競技:パラスキー/ノルディック

北海道エネルギーパラスキー部

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Interviewer's Comment

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インタビュアー:上野 翔子

とても優しい雰囲気で穏やかな口調でお話しされていましたが、その中にはしっかりと強さをもっている方だなと感じました。パラのコーチを始める際、不安は全くなかったとおっしゃっていたのがとても印象に残っています。
話をしやすい雰囲気作りがうまく、こんなコーチだったら選手は競技だけでなくいろんな相談もしやすいだろうなぁと思いました。そして、コーチングを通して得たいものや行きつく先が私と少し似ていて共感できる部分も多く、話していてとても楽しかったです。

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