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インタビュアー:辻 沙絵

Q. 競技の魅力を教えてください

レスリングの魅力は体重制限こそありますが、体の容姿や自分の強みを活かしたレスリングスタイルを構築できるところ、そして、誰にでも頂点を目指せる可能性があるところです。
手足が長い選手は、その長い手足を巧みに使ったり、パワーがある選手はパワーを活かしたレスリングスタイルなど、戦い方は選手それぞれです。私のレスリングスタイルは全てのレベルをアベレージ以上にして、苦手なものをなくしていくスタイルでした。他の選手に比べると、私は得意なものがあまりなかったので、そこを逆手に取り、苦手なものをなくしていこうという考え、このレスリングスタイルにたどり着きました。

Q. 競技に出会ったきっかけは?

競技に出会ったきっかけは、兄弟がレスリングを始めたのがきっかけです。家の近くにレスリング場があり、従兄弟と兄が始め、次に姉、そしてその影響で私も始めました。
小学校の頃はレスリングの他に卓球も大好きで、かなりのめり込んでましたが、その頃からレスリングで生きていくと思っていたので、中学校では卓球部ではなく、レスリングのために柔道部に入りました。

Q. コーチを目指すきっかけや、そのプロセスについて

まだ現役選手兼コーチという形で携わらせていただいてるのですが、今は選手として他の選手に負けたくないという気持ちが私にもあり、指導している選手には、私を倒して、さらに強くなっていってほしいという気持ちです。現役時代から後輩たちとレスリングについて話し合ったり、研究しあったりすることは好きだったので、現在もその延長戦で選手と一緒に試行錯誤しています。

Q. コーチングをするうえで、大切にしていることは何ですか?

日々、選手に対して悩み、日々勉強することや選手とコミュニケーションを取ることが大切だと感じます。毎日、コーチとしての自分をアップデートし、そして、コミュニケーションを通して、選手と意志の疎通を図ったり、確認をし、同じ目標に向かうことがとても重要だと思います。

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PROFILE INTERVIEW

プロフィールインタビュー

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綜合警備保障株式会社

伊調 馨
KAORI ICHO

専門競技:レスリング

日本体育大学

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Interviewer's Comment

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インタビュアー:辻 沙絵

インタビューを終えて、伊調さんの「苦手なものをなくしていくレスリングスタイル」が印象的で、得意なものを伸ばそうという意識が強い私には新しい考え方でした。この考え方はきっと選手だけではなく、コーチとしても通づるものだと思いました。
現役選手兼、コーチという難しい立場でありながら、次世代の育成にも目を向け、実践している伊調さんの芯の強さや他の選手を思いやる気持ちに胸が熱くなりました。

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