あっという間に年の瀬を迎え、女性エリートコーチ育成プログラムも残すところあと3ヶ月...。
2021年12月6日(月)〜12月10日(金)に第3回研修会(通算7回目)を実施しました。
今回の研修では以下のゴールを目指します。
自身が抱える課題の解決に向けた次の一歩が決まっている ことが期待される
プレゼンのプロフェッショナルディスカッションを通じて、研修4日目に控える2回目のHPプロジェクト発表に向け、内容として改善すべき点が明確になっている
効果的なプレゼンテーションに繋がるポイントを例を挙げて説明することができる
自身のプレゼンテーションスキルに関する改善点と今後伸ばしていくべき内容を挙げることができる
講師自身のキャリア形成のストーリーから自身が取り入れるべき内容が明確になっており、具体的なアクションに落とし込めている
プレゼンを通じて、HPプロジェクトの改善内容と今後の作成に向けたアクションが明確になっている
プレゼンテーションに関する自身の強みが明確になっている
自身のプレゼンテーションスキルにおいて、今後伸ばしていくべき内容を挙げることができる
自身のHPプロジェクト内容のうち、実行に必要かつ自身が今後伸ばしていくべきコミュニケーションスキルが特定され、その内容をオープンスペース学習形式で主導する準備ができている
オープンスペース学習を通じて、自身のファシリテーションスキルの課題が明確化し、改善に向けた次の一歩が決まっている
オープンスペース学習で取り扱ったコミュニケーションスキルの改善に向けたアクションが決定している
【スケジュールとテーマ】
1日目:OJT実践報告(ケースクリニック)
2日目:HPプロジェクト中間報告、自分に合ったプレゼンテーション①
3日目:エリートコーチの事例から学ぶ女性コーチのキャリア形成
4日目:HPプロジェクト中間報告、自分に合ったプレゼンテーション②
5日目:コミュニケーションスキル(ワークショップ実施)ファシリテーションスキル
【1日目:OJT実践報告】
毎研修、欠かせない内容ですね。今回は少し変化をつけて、このような言葉で報告を始めてもらいました。「私の成長課題は〇〇でした。取り組んだ結果、新たな成長課題は△△です。」 結論から、簡潔に内容を”伝える”練習でもあります。各コーチには未解決の課題に関してその内容と課題に対する自身のアクション、その結果について話していただきました。課題をより良い方法と内容で解決するため、仲間の力を借りながら更なる解決策を探ります。
【2日目:HPプロジェクト中間報告、自分に合ったプレゼンテーション①】
2月の最終研修で実施する、ハイパフォーマンスプロジェクトのプレゼン発表に向けた中間発表を実施。この日は、プロスポーツチームでメディアトレーニングやビジネスパーソンにプレゼンテーション指導も行う、片上 千恵准教授(帝京大学)を講師としてお招きしました。限られた時間の中で、何をアピールし何を伝えるのか。基礎となるプレゼンテーションスキルやポイントをしっかりおさえつつ、それぞれの個性を活かしたプレゼン方法について各コーチに助言・アドバイスをいただきました。4日目に再度プレゼンテーション発表するため、改善に取り組みます。

【3日目:エリートコーチの事例から学ぶ女性コーチのキャリア形成】
柔道イギリス代表チームのコーチを務めた後、2013年からブラジル女子代表チームのコーチを経て、2018年からはブラジル男子代表チームのコーチに就任した藤井 裕子さんに講師としてお越しいただきました。グローバルな環境の中でコーチングを行う中で経験した失敗や成功体験、女性が男性チームを率いるということ、そして家庭との両立についてディスカッションを行いました。藤井さんのご経験はとてもユニークで、枠にとらわれない大胆で柔軟な考えをお持ちです。何となく心の中にある「こうあるべき」や「こうでなければならない」というフレームを一蹴してくれるようなお話でした。また、藤井さんのキャリア形成において、”人との繋がり”が道を切り拓いて行く様子が印象的でした。他国の代表コーチを任されるチャンスが巡ってくるのは偶然ではなく、様々な競技レベルで老若男女に対してコーチングを行う場を自ら積極的に創出し、積み重ねた「見られる」経験の賜物なのだとお見受けします。ご自身でも「場数が私を成長させてくれた」と仰っていました。必ず誰かが見ていてくれる、だから頑張ろう━━ そんな勇気をもらったコーチも多かったのではないでしょうか。

【4日目:HPプロジェクト中間報告、自分に合ったプレゼンテーション②】
2日目に行ったプレゼン発表で得た気づきをもとに、プレゼンをさらにブラッシュアップして再度発表に臨みます。2日間という短期間ではありますが、大きな変化が現れました!その成果はディスカッションの進行にも及び、ファシリテーターとしてのスキルも同時にパワーアップしたようです。学びを実践に取り入れ、自身のスキルへと変えていく様子は、さすがコーチたちです!
【5日目:コミュニケーションスキル(ワークショップ実施)ファシリテーションスキル】
HPプロジェクトを実施するにあたり、必要となるコミュニケーションスキルは何かを考え、それぞれが改善に向けたディスカッションや練習に繋がるワークショップをお店開き形式で行います。
お店開き形式でのワークショップに慣れてきたコーチの方も多く、一味も二味も変化を加えたファシリテーションが見受けられました。即時のコミュニケーションスキルが試される”即興”を取り入れたお店では、各コーチに役が割り当てられ、台本のない即興劇を演じながらコミュニケーションスキルが試される様子はとても盛り上がりました。
〜研修を終えて〜
次回はいよいよ最終研修会!
2年間の学びの成果が発揮できるように、コーチの皆さんには最後まで駆け抜けて欲しいと思います。