第1回研修会のテーマとゴール
テーマ:2年間学び続けていく準備を整える
ゴール:同僚となるコーチたちへの理解を深め、心理的な安全を感じられる 自身のプレゼンテーションスキルの強みと課題を理解している
Day2 プログラムスケジュール
自己認識とコーチング哲学の構築
自分のなりたいコーチ像をまとめよう(様々なリーダーシップの在り方)
ハイパフォーマンスプロジェクトの導入
Day2 ゴール
自身の現時点でのコーチング哲学を文章で表現できる
自身の理想をコーチ像を見える化できる
① 自己認識とコーチング哲学の構築
2日目は、自己認識アクティビティからスタートしました。
このセッションでは、自身の理想のコーチ像を見える化することと、自身のコーチング哲学を文章で表現することを目指します。
「他コーチのコーチングからイメージできる、そのコーチが大切にしているであろう価値と哲学を考える」「自身が大切にしている価値とコーチング哲学を言葉で表現する」「コーチング哲学の共有」を実践しました。
これまで関わったことのあるコーチたちの言動を、様々なシチュエーション毎に思い出してメモをする時間で、新しい視点でこれまでを振り返ることができ、発見の多い時間でした。
そこから自身に置き換えてみて、私だったらどうするのかというのを考えて自身のコーチング哲学を構築していきます。


他のコーチの哲学に触れて、新しい価値観を発見できたコーチもいました。
他者の考えを知ることで、自分のかけてるメガネ(バイアス)を発見するきっかけになるのかもしれません。
② 自分のなりたいコーチ像をまとめよう
「どんなアスリートを育成したいですか?」という問いに対して、「理想のコーチ像」を考えていきます。
【理想の育成像】
みんなから応援される
自ら考え行動できる
困難に立ち向かうことができる
世界で勝てる
真摯に自分の競技力向上のために努力できる etc...
これらを達成していくには、どのような自分で、どのような能力を持っているのかをまとめました。
【理想のコーチ像】
組織運営ができる
オリジナリティのある指導ができる
理由の裏付けをしっかりとした改革ができる
気持ちの良い挨拶ができる。自分の機嫌は自分でとれる
心に余裕をもつ、せかせかしない
心は熱く頭は冷静
必要な言葉を必要なタイミングで言える
選手と共に学び、行動し続けるコーチ etc...

さらに「女性エリートコーチの果たすべき使命」について、グループでディスカッションをしてまとめていきました。国内の女性コーチの現状から、自身のアスリートやコーチとしてのこれまでの経験を踏まえて、女性エリートコーチに求めらること、使命についてグループで考えました。



グループディスカッションを通して、最初に考えていた理想のコーチ像がさらにパワーアップしたものへと改善されていく様子が見受けられました。
2日目の最後は、2年間かけて作成する「ハイパフォーマンスプロジェクト」の作成に向けた準備を行いました。各競技団体の現状の強化プランをもとに、必要な要素や、実際に作成していく際のアクションプランを作成しました。
Day2 振り返り
研修会2日目は、コーチたち同士で意見を交換し、それぞれの価値観に触れながら、自身の思考をストレッチすることの大切さを実感した1日になりました。次から次へと発想が出る時や、考えても出ない時、協力しながら一緒に考える時間が一番のコーチの学びの場になったのではないかと思います。競技は違うけれど目指すものや、必要としているものの多くが共通していることを、改めて発見することができた1日でした。