
2021年2月6日、スポーツ庁委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト「女性エリートコーチ育成プログラム」事業を主催する日本体育大学が、Creating a Supportive Environment for Female Coachesをテーマに、海外のパネラーも参加する国際カンファレンスを、オンライン(ZOOM)で実施し、147名の方々にご参加いただきました。
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【プログラム概要】
日本体育大学 教授 コーチングエクセレンスセンター長 伊藤 雅充氏より
開会の挨拶と、女性エリートコーチ育成プログラムの概要ご説明
第 1 部
「これからの女性コーチ普及と活躍を支援する環境のあり方について」
パネリスト
1. ポーリーン・ハリソン氏(ICCE Women in Coaching プロジェクトリーダー)
2. ヘレン・ウィルソン氏(NZ 北部ミスティクス・ネットボールチーム監督)
3. ケイティ・サドラー氏(ワールドラグビー Women’s Rugby GM)
第 2 部
「国内や各競技団体における女性コーチ普及の重要性や課題、 現時点での取り組みなどについて」
パネリスト
1. 三宮 恵利子 氏(さんみや えりこ) 公益財団法人日本自転車競技連盟 理事 女子育成部 副会長
2. 村上 光暉 氏(むらかみ みつてる) 一般社団法人日本ボッチャ協会 強化指導部長
第 3 部
プログラム対象コーチプレゼンテーション 「女性エリートコーチを目指す私たちの挑戦」
登壇者
① 栄徳 美沙季 氏(えいとく みさき) ボッチャ
② 小林 可奈子 氏(こばやし かなこ) 自転車(マウンテンバイク)
③ 白鳥 歩 氏(しらとり あゆみ) ビーチバレーボール
④ 冨部 柚三子 氏(とんべ ゆみこ) セーリング
⑤ 前野 香苗 氏(まえの かなえ) ボッチャ
⑥ 山下 昭子 氏(やました あきこ) テコンドー
日本体育大学 コーチングエクセレンスセンター長 伊藤 雅充より総括と閉会の挨拶
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カンファレンス詳細
日本体育大学 教授 コーチングエクセレンスセンター長 伊藤 雅充氏 により、開催の挨拶からスタート。
女性の公認スポーツ指導者が少なく、女性アスリートにとって不利益になている現状をご紹介し、女性コーチの育成は日本体育大学のミッション・ビジョンと一致することから、事業を展開していることを説明しました。

オンラインで実施してきたプログラム参加者の様子

パネルディスカッション
パネルディスカッションでは「Creating a Supportive Environment for Female Coaches」として、一部二部に分かれ、これからの女性コーチ普及と活躍を支援する環境のありかたについて話し合いました。
第一部
国際的に女性コーチ普及の最前線で活躍されているポーリーン・ハリソン氏、及び女性特有のライフイベントとコーチ業を両立し、国際的に顕著な成績を収めてきた女性コ ーチ ヘレン・ウィルソン氏 、 ケイティ・サドラー氏さんをパネリストとしてお招きして、伊藤氏の進行のもと対話して議論を展開しました。

第二部
第二部では、国内で女性コーチ普及を牽引している自転車競技連盟の三宮恵利子氏、日本ボッチャ協会の村上光輝氏両氏をパネリストにお招きして、国内や各競技団体における女性コーチ普及の重要性や課題・現状について、伊藤氏の司会のもとインタラクティブな議論を展開しました。
第三部
プログラム対象コーチプレゼンテーション 「女性エリートコーチを目指す私たちの挑戦」詳細
この部では、本プログラムに参加している女性コーチから、プログラムでの学びやチャレンジ内容についてプレゼンテーションを行いました。
この体験を通じて、女性エリートコーチのロールモデルとしての意識を醸成し、本プログラム(女性エリートコーチ育成プログラム)で学んできたプレゼンテーションおよびファシリテーション実践の場を用意することで、スキル育成の場にすることを狙いとしています。
プレゼンテーション後は、女性コーチ 普及に向けて必要となる環境や支援についての議論や、聴講者からの質疑応答を行いました。
このような場で対象コーチが獲得したスキルやプログラムの成果を発表することを通じて、女性エリートコーチが活躍する障壁をなくすムーブメントを促進し、社会の意識を替え、女性エリートコーチのロールモデルを発信していければと願い、盛会の中閉会しました。
実際のカンファレンス映像は下記のリンクより閲覧することができます。
興味をお持ちいただけましたら是非ご覧ください。
第一部
第二部
第三部