乾いた未舗装の道路

​私の2年間の旅路

 ただただ、“ボートが好き”、“ボートに携わりたい”という気持ちだけで飛び込んできたコーチ業の世界。経験も知識も明らかに劣る中、選手を預かることへの不安や戸惑いは絶えなかった。そのような中、経験豊富なコーチや専門性の高いスタッフの下へ積極的に足を運び、気づきを得たり、助言をいただいたりと、知識や経験値を少しずつ手に入れてきた。そこで、芽生えた思いが、「もっと学びたい」、そして、これらの経験や知識を生かした「自身の強みを最大限生かせるコーチングを実践したい」というものであった。女性エリートコーチ育成プログラムに応募し、1年目は「新しい視点・多様な視点の習得」、2年目は「自身の強みと課題の言語化」を学びのテーマとし取り組んだ。

 2年間のプログラムを受講し終えた現在、私は様々な学びの中から、自分自身を見つめ直すことができたことが大きな収穫であり、大きな変化であったと感じる。仲間やスタッフ、メンターの皆さんと対話したり意見交換したり、と学びと実践の繰り返しの中で、私は「言語化でのアウトプット」という成長のための課題を手に入れた。言語化でのアウトプットには、情報のインプット、正しい理解、整理、相手に伝える言葉や表現選び、アウトプットという過程があり、そこに面白さや難しさを感じながらも、「学びが深まる」・「考えを整理できる」・「新たな発見がある」の3点を実感できた。これらのおかげで、自分自身が手に入れたいものや情報をより深く理解することに繋がり、入手できたものを正確に周囲に還元できるようになった。また、今まで気づくことができなかったものが見え始め、新たな視点が手に入り視野が広がった。

 これらの学びを経て、私は「自身の強みを最大限生かせる役割・環境」を見つけることができた。それは、「選手や周りのスタッフの力を最大限生かせるサポートをすること」である。結果として、エリートコーチ(自身が先頭に立ち指揮をとること)への道に進むことを選択しなかったが、このプログラムでの学びは今後に生きるものであった。今後も、自身の成長のために言語化でのトレーニングを続け、選手や周りのスタッフの力を最大化するサポートをしていきたい。

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修了生の旅路

コンパス

エリートコーチを目指す本プログラム2年間の旅路を
修了生のみなさんに振り返っていただくと共に
​これからの「未来」について思いを綴っていただきました

原口 聖羅 | ボート | 女性エリートコーチ育成プログラム
ボート | 女性エリートコーチ育成プログラム

公益財団法人日本ボート協会

原口 聖羅
SEIRA HARAGUCHI

専門競技:ボート

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