
インタビュアー:櫛橋 茉由
Q. 競技の魅力を教えてください
トライアスロンは3種目(水泳・自転車・ランニング)あるため、そのうちの1種目の結果があまり良くなくても、レース中に立て直すことができます。
また、競技中にはいろいろな問題を解決していきます。そのため、ゴールの瞬間にはとても達成感があります。
通常、トライアスロンは2時間のレースですが、現在はアイアンマンと呼ばれている水泳(3.8km)、自転車(180km)、ランニング(42.195km)の過酷な10時間のレースに挑戦中です!
Q. 競技に出会ったきっかけは?
父がトライアスロンをしていた影響で、私は小学校5年生から競技を始めました。最初は短い距離のレースからはじめ、その後は競泳をやりつつ夏にはトライアスロンの試合に出場し、高校生から本格的に始めました。
Q. コーチを目指すきっかけや、そのプロセスについて
昨年まで現役をしていましたが、私は競技人生を振り返ったときにとても幸せでした。そして、トライアスロンに親しむ方々に、競技を通して幸せになってもらいたい気持ちが芽生えました。
トライアスロンはどうしても苦しいイメージがありますが、それらを超えてこその達成感を楽しみながら練習し、多くの方に味わってほしいです。
私のコーチは辛い練習も楽しく頑張ろうと導いてくれる方でした。そんなコーチになりたいとコーチ活動を始めようとしたところ、パラトライアスロンのスタッフの方からスカウトがあり、コーチングをさせていただくこととなりました。
Q. コーチングをするうえで、大切にしていることは何ですか?
選手の自主性を尊重することを第一とし、コーチングを行っています。また、一緒に考え、相談しながら問題を解決するために様々な問いかけを行っています。
最終的には、選手それぞれが自分で考えることのできる選手になってもらいたいです。
トライアスロンの練習は決して楽ではありませんが、そのような中からでも楽しいことを見つけてもらえるように練習方法を工夫しています。

PROFILE INTERVIEW
プロフィールインタビュー


Interviewer's Comment

インタビュアー:櫛橋 茉由
蔵本さんにインタビューをさせていただき、彼女の空気感とキャラクターを知り、一瞬でにファンになりました。とても明るく、気さくにお話いただきトライアスロンについて深く学ぶことができました。またそれでいて、厳しい道程を乗り越えられて来たのだなあと感銘を受けました。コーチングへの考えも一貫されていて、具体的な理想のコーチ像を描かれていることがとても印象的で、こんなコーチにトライアスロンを教えてもらいたい!と思える素敵な方です。私もぜひ蔵本さんにトライアスロンのトレーニングを教えていただきたい!!と思いました。